嬉しくて
5月6日
ハネムーンから帰り、急いで籍を入れに行きました。
名字が変わりました。
一文字だけ(笑)
旅の疲れは多少残っていたのですが、親しい友人への入籍報告と自分の実家への少しだけ改まった挨拶を済ませました。
祖父母はいつも以上の笑顔で私を出迎え、母は「主婦の仲間入りだから」と、百貨店の上質な布巾を手土産に持たせてくれました。
友人からお祝いのメッセージ返信があった時もそうでしたが、入籍に当たって周囲の人に喜んでもらえたことが一番嬉しかったかも。
母や祖父母に対しては、安心をあげることで一つ恩返しができたと思っています。
みんな本当に喜んでくれて、自分がいかに愛され、大切に思われてきたか改めて実感しています。
体の弱い祖父は私がたまに顔を出すだけで喜んでくれるし、先生(主人)を連れて来た日には、普段なかなか食べられないご飯を沢山食べてくれたり。
にこにこ笑って、おしゃべりして。
今日も旅の写真を眺めながら、本当に 楽しそうにしていました。
せめて、結婚式を終えるまでは今のままの状態を保ってほしいと切に願います。
バージンロードを一緒に歩いてくれる男はじーちゃんしかいないんだからね!なんて(笑)
担当医に「癌の進行が止まっている」と首を傾げられたこと。
右腕の下に隆起した腫瘍が小さくなってきたこと。
今は信じたい。
祖父のことを思いつつ、式の準備を進めていきたいです。
そう言えば祖母からは祖父との馴れ初め話等をはじめて聞かされました。
祖父が押し掛けるように祖母の所に通い詰め、「あなたは思わせぶりだ」って結婚まで持ちこんだんだとか??
「思わせぶりだ(=だから好きになっちゃったじゃないか!)」
ってことかな?
祖母は「きちんとしたプロポーズの言葉なんかなかった」って怒ってましたけど、それで結婚しちゃうばーちゃんもばーちゃんだと私は思うよ!!(笑)
母もそうだったんですが、相手に迫られて結婚するのは血筋かな、なんて(笑)
でもまあ客観的に見て、祖父は祖母と結婚できて良かったなって思いますね。
女性として、妻として、祖母には見習いたい所がいっぱいです。
今日会えたのは身内だけでしたが、早く友人たちにも会ってお礼を言いたいです。
いただいたメッセージは、すごく素直な祝福の気持ちが伝わってくるものばかりで。
私はどちらかというと傍若無人で嫌な奴なのに、 ありがたいことです。
友達の数は多い方ではないと思っていたのですが、これだけ私のことを理解してくれる友人がいたら十分すぎるくらいだと思いました。
会えなくても、どんなに遠く離れていても、感謝の気持ちと御縁を大切にしたいですね。
さて、周りからの反応ばっかり書いてたんですが、主人もまた嬉しそうで。
嬉し過ぎたのか昨日なんかはちょっとおかしかったですね。
今日も疲れてるはずなのにテンション高め設定でした。
バッテリーの消費が心配です。
もちろん私とて正式に彼の妻になれたことは嬉しいのですが、結婚は二人の中で確実なものとなっていたので。
その約束をきちんと果たせたことに対する安堵感の方が今は大きいです。
嬉しくて涙ちょちょぎれそうになったのはプロポーズの時かなあ(笑)
ハネムーンの記事と、撮りためた写真は後日アップロードします♪
今日はこの辺で、おやすみなさい。
もう一つ、書いておきたいこと
choose from among…♡♡♡
ハネムーン前の最後の休日ということで、行ってまいりました。
式場巡り!
昨日ゼクシイで見たところ、大聖堂での挙式も素敵だな~なんて思ったりもしたんですが、やっぱり設備とアクセス、そしてサービスの面を考えればホテルウェディングで間違いは無いかなと。
今日は三つのホテルを見て回りました。
一件目がリッツ・カールトン。
ミッドタウンにある五つ星ホテルですね。
格式は一番高いと思います。
広さと高級感はハンパなかったんですが、じつにモダン、スタイリッシュ。
悪く言えば、面白みや可愛らしさに欠けると感じてしまいました。
チャペルも美しいと評判だったので楽しみだったんですが、どうにもまとまり過ぎている印象。
自然光がたくさん入るのが素敵かなとは思いました。
それなのに、いくつものダウンライトが丸見えなのがなんだかな~って感じです。
ほんとこれは好みの問題ですね。
私は好きじゃありませんでした。
あと残念だったのが披露宴会場(小さめのもの)。
味もそっけもない。
なんじゃあのしょぼいシャンデリアは。
大きい方の披露宴会場はまあ素敵でした。
シャンデリアが美しいんですよね。
リッツは大人数で盛大にやる大人婚向きホテルという感じでした。
値段もすげー高いし。
唯一、ティースタンドに乗っかったランチ的な物がサービスで出されたのが良かったです!(笑)
多分これは見学のオプションではなく、ホテル側が気を利かせてくれたものだと思います。
サービスの質は流石リッツという所。
二件目はサーフィン帰りの先生と合流して再びのウェスティン。
やっぱり恵比寿って好きなんですよね。
雰囲気が。
一度先生にも見てもらおうかなと思い、先日と同じく、チャペルと仮予約したバンケットルームの見学に行きました。
見学用に飾り付けられたバンケットでは、演出の体験なんかもさせてもらったりして良かったですね。
派手でちょっと笑ってしまいましたが(笑)
チャペルについては、あまり大きくなく、自然光もイエローオニキス越しにしか入らないので、初めて来たときは「まあこんなもんか~」って思った部分もあったんですが、改めて来てみると可愛らしくもあるが荘厳な雰囲気を湛えた素敵な場所だと思いました。
なんか感動しちゃう感じです。
バージンロードを一緒に歩く祖父の姿も自然とイメージできたし。
イエローオニキスって、悪いものから花嫁を守る力のある石なんですってね。
この会場の雰囲気だと、百合の花をたくさん飾ってもらったらもっと素敵になるんじゃないかなと思いました。
公式サイトではこんな風にバラが飾ってあります。
うーん、美しい!
実際はもう少し暗くて、神聖な空間ですね。
天井が高いのも圧巻です。
三軒目は目白の椿山荘!
年配の方にも有名らしいですね。
ここのクリスタルチャペル・ルミエールが人気で、確かに可愛らしい感じではあったので行ってみました。
アクセスが悪いらしいんですが、今日は車だったのでらくちんでした。ははは。
全体の感想としては、立派!
エントランスも広く、シャンデリアがあちらこちらにあって素敵です。
こちらは三つのチャペルと二つの神殿、そしてたくさんの披露宴会場があり、式場に特化したホテルという印象でした。
三つのチャペルと、私たちの希望する日取りで使える会場を一通り見せていただきました。
どこも本当に素敵で、会場も綺麗。
緑が豊かで自然光の入る素敵な式場だと思いました
…が、
どうにも「ここ!」と思える場所が無いんです。
「むむむ!」と関心を持てなかったんです。
総合点は高いけど、突出したものがないと言うか。
だからすごく迷いました。
ここで式をやったら、絶対間違いないだろうなって思えたから。
リッツもそうなんですが、招かれる分には「素敵~♡」って喜んじゃうような所です。
でも、決め手が無い。
会場がどこも無難でありがちな感じというか。
お花やテーブルコーディネートで差別化を図って可愛くしていくことはできると思うんですけどね。
今日案内してくださったコーディネーターの方はいかにも敏腕!という感じの女性で、この方となら良い式を作り上げていくことができるだろうとも思えました。
「先生ならどっちがいい?どっちが好み??」
そう聞いてみても、「あーちゃんの好きな方で挙げよう」とのこと。
椿山荘で帰り支度をする頃には、答えは出ていました。
結婚式はウェスティンで挙げよう。
みんなに喜んでもらえるような、素敵な式を作っていこうと。
恵比寿という場所、披露宴会場の可愛さ、撮影スポットも充実したホテルの雰囲気、そしてあの美しいチャペル。
式を挙げたいと思った日に、希望の時間帯で予約が取れたのも決め手の一つかもしれません。
先生とのんびりしたいし!
こういう選択も、御縁なんですかね。
夜まで式場選びに付き合ってくれた先生には本当に感謝です。
これからは衣装も迷い迷い決めていくんでしょうね。
「先生のタキシード見た~い♡色は白ね!かっこいいよ!!一緒にお色直しもしちゃお♪前撮りで和装もやっちゃったりしてね!先生和服絶対似合うも~ん(*^^*)」
こんな感じで褒めてみたらノリノリになってました。
まだどうするかは決めていませんが、一通りやれれば満足かなと思います。
結婚式、いよいよ楽しみになってまいりました!
ウェスティンホテル下見
おじさん萌えの自分史
15歳
中学で英語の教科担当になったおっさん先生(当時43歳、既婚)に好意を持つ。
清潔感がなく、ガサツで、モグラのような顔の教員だったが教え方が上手かった。
ずばずばした物言いをする所も良かった。
バレンタインにチョコレートを渡し、何事もなく卒業。
向こうはそれほど私のことは印象に残っていないと思うが、今でも私の中では恩師という認識。
18歳
順調に同い年の男の子たちと付き合っていたが、破局。
直後、その元彼が好きだった漫画『リストランテ・パラディーゾ』に描かれていた老紳士の色気に当てられる。
年齢のストライクゾーンが18~65歳に広がる。
これ以外にも、自分よりはるかに年上の男性に強い憧れを持つことが多かった私の青春時代。
しかし、実際の所付き合う男性は同い年~2つ上くらいに留まっていた。
21歳
21個上のおっさんと婚約。
ー完ー
なわけないし。
もうちょっと肉付けするし。
同性代の男の子とばかり付き合うことの多かった私に転機が訪れたのは20歳の冬。
当時41歳の彼と、「歯科医師と患者」という形態で知り合う。
淡い恋心を抱いたのも束の間。
あれよあれよと言う間に婚約まで至る。
年齢に対する抵抗はそれほど無かったが、お付き合いに前のめる彼に対し「いや、そんな人生経験豊富なおじさまを幸せにできるとか約束できねっす。」みたいなスタンスだった。
彼はおじさまって言うほどフケてもいないんだけどね。
こうして考えてみると、私にとっての結婚って「相手を幸せにすること」というのが大前提なんだなと気付く。
まあ相手を幸せにするには、自分が幸せでいなくちゃいけないわけで。
なんやかんや自分可愛さって部分もあるね、うん。
それでいいと思ってるけど。
話は戻って、おじさん萌えについて。
なんだろうね。
年を重ねることによる深みとか落ち着きが私のツボなんだと思う。
うちの先生ってそんな色気のある男じゃないけど(笑)
それでもまあ、紳士的かつ男らしい所が素敵だと思うし。
加齢とともにテストステロンの分泌量が下がることによって、がっついてる感じが出ないのかもしれない。
いやまあがっついてたけど。
先に早起きした彼に襲われたりしたけど。
私まだ寝てるんだけどみたいな。
これ言うたらあかんやつか。
他には、若い子のすることを何でも許しちゃうことがおじさんの(都合の)良い所。
かわいいからいっか、ってね。
賢くわがまま言い放題。
人によりけりだけど、やっぱり若い子より器の大きい所も良い。
何でも相談できちゃう。
甘えられちゃう。
私が今まで頼りがいのない子とばかり付き合っていたから余計。
頼りがいがあるってこんな時に使うんだなとオモタ。
頼れるという意味では、やはり二重の意味で懐が広くて、精神的・経済的に色々助けてもらってきた所も。
彼氏にお小遣いもらうとか、若い子相手だとそうそう無い。
なんでお小遣いもらってたかって、彼が私に接客のバイト辞めてほしかったからっていうのもあるんだけどね。
心配性だよほんと。
最後に、個人的に一番評価したい点。
それは、若い子と違って「視野が狭い・余裕が無いが故の変なこだわり」がない所。
これはおじさんだからっていうより、今の彼だからできることなのかも知れないけど。
若い子ってグレーゾーンがあってもいいってことを知らないでしょ。
壁にぶち当たったまま悩み続けたり、何が何でも白黒つけたがったり。
彼はそうじゃない。
全部の問題に立ち向かわなくてもいいことを教えてくれた。
逃げてもいい。誰かに頼ってもいい。はっきりした答えが出せなくてもいい。
「あーちゃんは本当はもっと甘えたいんだよね。いいんだよ」
そう言ってくれた。
彼は、自分の仕事にはきちんとしたポリシーや曲げられない信念を持ってるけど、二人のことに関してはとても柔軟だと思う。
すごく素直。
私は彼のそんな所が好きだし、そこを自分の考え方にも上手く取り入れることができてると思う。
「俺はこういう考え、お前はそういう考え。だから仕方ない。どうしようもない」
「君が俺に合わせて変わってほしい」
私はいくつかの過去の恋愛で、パートナーの男の子たちからこんなことを言われてきた。
その度に、思った。
どうして歩み寄ることができないんだろうって。
そうすることが正しいと思ってたから。
彼はそうじゃなかった。
妥協って言うのは、嫌々折れることじゃない。
相手の意思を尊重して、自分が一歩下がることなんだ。
私は「共感すること」にこだわっていたけど、それも半分は正解、半分はそうじゃないのかなって思うようになった。
共感と言うステップを踏まずとも、相手を思う気持ちがあれば自然と一歩下がれたり、グレーゾーンのままにして受け流すことでうまく行ったりする。
それこれも、きっと私たちの相性が良いからかなーなんて、元も子もない話だったりして。
そんな感じで、おじさんに萌え萌えしながら楽しくやってマンボ。