not simple

21歳年上の彼と、結婚までの道のり。

攻殻あんまり機動しない隊

 

私たちカップルの間に、割り勘は存在しない。

 

付き合いたての頃の私は、食事のお会計が終わった後に「おいくらですか?」とお財布を出していたけど、怪訝そうな顔で「いいから」と言われてしまうので、いつしかそれは無くなった。

 

 

これだけ年の差があり、なおかつ所得にも比べるのが失礼なくらいの差があるので、当然と言えば当然なのかもしれない。

 

 

しかしながら、やはりお金を出してもらえるのはありがたいことではある。

だから私は、食べたものが3万円のフレンチでも、540円の日高屋のラーメンでも、先生に対し「ごちそうさま」と「ありがとう」は必ず言うようにしている。

 

ま、当たり前か。

 

 

 

 

 

食事だけでなく、私たちの間柄では、どこに行くにも全て先生持ちだ。

 

 

先月はグアムに行ったけど、私が払ったのは最寄駅から新宿までの電車賃くらい。

空港や現地では一銭も使わない。

DFSでお目当ての商品と先生の顔を交互に見つめるだけ。

 

 

 

 

こんな風に、お金のことを気にせず遊びに行けるのはとっても嬉しいと素直に思う。

 

しかし、この生活が、先生が自営で一生懸命働いているために成り立っていることを、私はよ~く理解しておかなければならない。

 

 

 

何よりも仕事が優先。

仕事をする先生の体が大切。

 

 

だから私たちのデートのタイミングや場所には、結構な制限があったりする。

 

 

 

 

 

同世代の彼と付き合ってた頃は、好きな時に好きな場所に行けた。

そういうのが楽しかった。

お金はなかったけど、自由な時間はあった。

 

先生には悪いけど、同世代の彼と、若いうちにこういう経験をたくさんしておいて良かったと思う。

 

みんな、良い思い出になった。

 

 

 

 

 

本当は、先生と行きたい場所・やりたいことが沢山あるんだけどね。

先生には、そういうわがままは言えない。

 

 

 

 

 

 

この辺りの理解が自分にあることも、私たちがうまくやっていける要因だと思っている。

  

私は基本的にわがままな気質だけど、「仕事と恋愛(私)どっちが大切なの?」とか、「仕事も大切だけど、私のことも構ってほしい」とかは言わないし、思わない。

 

 

 

私よりも仕事を大切にしてほしいと心から思う。

 

沢山の人から必要とされる先生。

先生が患者さんの期待に応えたくて頑張っているのを、私は知ってる。

 

そういうところを好きになったから。

 

 

 

好きな時に好きな場所にお出かけできなくても、先生を傍で支えることができれば満足さ~