この愛のためのエチュード
今日は寒い一日だった。
大寒波が来ているとかで、北風が冷たかった。
そんな日でも、たまには外で美味しいものでも食べようと渋谷へ。
あやのとヒカリエでランチ(^-^)
ヒカリエは何度か行っているけど、あそこは飲食店の数が多いので、まだまだ制覇できそうにない。
今日はエスニック料理を食べた。
分かりにくいけど、タイ米と唐揚げのチリソースがけ。
風邪で胃が小さくなったため、食べきれなかったけど、なかなか美味しかった。
あやのとはなんだかんだ、新年初顔合わせ。
互いの近況報告に花が咲く。
先月から付き合い始めた彼氏とは程よい距離感でうまくやっていると聞き、何より。
社会人になれば慣れない仕事で余裕がなくなってしまい、学生の時のようなべったりした付き合いはできないだろうから、今くらいの付き合いでちょうどいいと。
彼氏も真面目で良い人そうだし、良かったね、あやの(^ω^)
私の方は相変わらず。
変わったと言えば、婚約指輪をもらったことくらい。
さくらんぼ狩りとか言って大暴れしていたあずさも結婚しちゃうのね、と。
そうなんです。
今年から玉の輿・ラッキーセレブ、またの名を無職。
あやのはしみじみと「あずさが先生のことTwitterで好き好き言ってた頃は結婚するなんて思わなかった」と言った。
だよね。
先生に想いを寄せていた頃、色々な人に相談したけど、みんな「まあ無理でしょ」って感じだった。
私自身、年齢差もあるし結婚してるかどうかも分からないし、まあ無理だろうと感じてた。
だからこそ、この片思いを精いっぱい楽しもうと思った。
最後に想いを伝えて、お終いにしようって。
ほんと、当時のことを振り返ると楽しかったなと思う。
純粋な、恋だけのための恋って感じ。
先生の仕事に対する誠実な取り組みが大好きで、心から尊敬できて、会うたび切なくて。
この治療が終わったら、もう会えないよ
タイムリミットはきちんと定められていて、その中で自分がどうしたいのか、どうすべきか。
考えて、悩んで、行動して。
とても楽しかった。
ただの歯科医師と患者という関係性の中で、どうしてこんなにも先生に惹かれているのか分からなかったけど。
いい恋をした、素敵な人に出会った。
それだけで十分だとさえ思ってた。
でも、人生何が起こるかわからないもんだね。
私が片思いしている間、先生もずっと私を気にかけてくれてて、院長という自分の立場から、どうにかして気持ちを伝えるチャンスを作ろうとしてて。
ベタだけどさ、こういうのってほんと奇跡だと思う。
世の中にはこんなにたくさんの異性がいるのに、同じタイミングで惹かれあうなんてすごいことだと。
食事にいってからは、何もかもトントン拍子。
好きです、付き合いましょう、あなたの答えを待ちます、付き合いました、一緒に住みましょう、二人の家を建てましょう、家を建てたので二人で暮らしましょう、一緒に暮らすのだから籍を入れましょう…
何もかも先生の思惑通り(笑)
今でこそ先生を信頼して、心から愛していると言えるけど、最初私は先生の結婚に対する考えに、気持ちがついていかなかった。
だから前のめりまくる先生に対し、「この人はどうしてこんなに結婚したがるんだろう」なんて疑問を抱いたりもした。
「ああ、私結婚するんだ。この人にもらわれていくんだ…グヘッ」なんて思ったりもして。
ひどいよね(笑)
最近になってその疑問をぶつけてみたところ、先生はこう言っていた。
「初めは確かに、可愛いなって、外見に強く惹かれてたのは本当だけど、付き合っていくうちにあーちゃんの内面を見て、この人と一緒にいたいなって。自分が幸せにしなくちゃいけないんだって、思ったんだよ」
なるほど。
単に若いからイイ!ってだけじゃないんだなと。
まあ、そんなことは先生を見ていればちゃんと分かるようなことだけど。
改めて言葉にしてくれるのもまた嬉しいこと。
私だってね、初めは先生の外見がいいなと思ったし、惹かれた部分も仕事中という一面だけだった。
それでも一緒にいるうちに、私が幸せにしたいって思ったんだよね。
私はお金もない、何もできない学生だけど、先生を一人にしないことや、寂しい思いをさせないことならできる。
結婚するにあたって、「この人と一緒に生きていくメリット」については考えたけど、それより先に「幸せにしたい」って思っちゃったからね。
二人で幸せになるしかないよね。
長くなってしまったけど、あやのの話を聞いて、自分の結婚について考えさせられた一日でした。
夜は先生と先生の後輩(勤務医の先生)と3人でディナー。
仕事の話をしている先生の姿は、やっぱりプロだな~と。
勤務医の先生も、うちの先生のそういう姿を見て、この人についていこうと思ったんだとか。
末長いお付き合いになりそうですね、と話した。
長く書き過ぎたので、今日はこの辺で。
おまけ